ダイゴローのうたた寝

いろいろチャレンジしているオヤジのブログ

懐かしの演奏

 

42年前の演奏をCD化しました。

 

1978年9月、私が東京の松原混声合唱団で活動していた時、あの小澤征爾さんの指揮で、ドボルジャーク作曲の「Stabat Mater」全曲を歌う機会がありました。

4名のプロのソリストのお名前は失念しましたが、オーケストラは新日本フィルハーモニー、そして合唱はアマチュアの団体である松原混声合唱団と湘南市民コールの合同合唱です。

場所は、東京カテドラル聖マリア大聖堂でした。

 

この演奏会の模様は、数日後にNHKのFM放送で放送されましたので、私はそれをエアチェックし、カセットテープ2巻に録音してず〜っと保管していました。

42年後の今回、それをカセットテープデッキ(T-D7)からオーディオインターフェイス(828x)を介してデジタル化し、Mac(LogicPro)で編集、そしてCD(2枚)にしたわけです。

 

編集しながら当時の演奏時の光景が蘇り、とても懐かしく楽しみながら作業ができました。

演奏自体は、冒頭の肝心な部分でホルンが2度も音を外したり、中間部でオーボエの低いC#のピッチが悪かったり・・とオケの方はプロとして納得できる内容ではありませんが、すばらしい4名のソリストの熱唱と、小澤征爾さんの魔法のような指揮のお陰で、全体としてはとても説得力あるすばらしい出来だと思います。

私たち合唱の方も、感動と興奮のあまり、第10曲目の合唱ソロ部分で音がわずかに上ずってしまいましたが、練習時には苦しくてつらかった高い声も、本番の小澤征爾さんのすばらしい指揮に引き込まれ、難なく出るようになったのを覚えています。

 

すばらしい指揮者は、演奏する者の能力以上のものを引き出すのだ・・ということを実感した瞬間でした。

 

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編集中

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出来上がったCD